6f62966b1de45c12514a6c6fa30f94fb_m-1
赤坂の社労士事務所

福岡市中央区赤坂の社労士事務所「赤坂経営労務事務所」の
COLUMNです。
労働・社会保険の諸手続や助成金活用、給与計算、就業規則の
整備、評価・処遇制度の構築など、人に関わる分野から経営を
サポートいたします。
社会保険労務士法人赤坂経営労務事務所
代表社員 大澤 彰

夏のボーナスの時期がやってきました

人事・労務

 今年も夏のボーナスの時期がやってきました。この時期になると、どうすればボーナスが増えるのかと考える人もいることと思います。
 そしてその都度、会社の人事評価に納得がいかない。これだけ頑張っているのに、どうして評価されないのかと疑問や不満に思ったりする人もいるでしょう。
 それでは評価されたい人はどうすればいいのでしょうか。
 それは、会社の評価制度を確認し、その通りに行動することです。
 
評価制度を確認することもなく、実際に下された評価を「評価」する人がいます。
  どうすればボーナスが増えたり減ったりするのか、その基準や運営ルールを知ろうとしないで、ボーナスが支給された後で「少ない」と言っても不満は解消されません。

 会社の評価制度、人事制度をしっかりと確認しましょう。
 上司は通常、部下にもっと高く評価されるよう働いてほしいと願っていますから、部下から「どうすれば評価されるのか」と訊ねられて嫌な顔をすることはありません。
 では、会社で一番「評価されない人」とはどんな人でしょう。
 会社で一番評価されない人は、やることもやらずに言い訳ばかりをする人です。

 言い訳というのは、「後付け」になるものです。
 指摘されてから、自分の言動を正当化するために事情を説明すること、または弁解することを言い訳と言います。
 指摘される前に報告や相談をしておけば問題なかったはずなのに、指摘されてから「できない理由」、「できなかった理由」を話そうとするので「言い訳」と言われてしまうのです。
 つまり、評価制度を理解していないにもかかわらず、後になってから「評価が低い」と言う人は、「言い訳」と変わりません。
 そのような思考だからこそ会社に評価されないのかもしれないのです。
 
人事評価とは、個々の従業員の勤務態度・職務能力・勤務実績を評価する制度です。


  評価項目は会社によっていろいろあると思いますが、評価項目は「従業員に達成して欲しいこと」であるはずです。
 そのためその期が開始するときには賞与を何をもって評価するのかを従業員に知らせておかなければ、従業員としては、
 (1) 何を達成するべきなのか
 (2) 会社はどのような従業員を求めているのか
 (3) 何を達成すると賞与は増えるのか
といったことが一切わかりません。
 
 それではただ賞与を支給した後で、その金額が妥当だのおかしいだの不毛な疑問に終始するだけです。
 そのため少なくとも評価期間の開始時期までには、賞与評価項目(評価項目・評価基準)を作成し、それを従業員に通知していなければ、せっかく賞与を支給しても、疑問や怒りを引き起こすことになりかねません。

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.