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赤坂の社労士事務所

福岡市中央区赤坂の社労士事務所「赤坂経営労務事務所」の
COLUMNです。
労働・社会保険の諸手続や助成金活用、給与計算、就業規則の
整備、評価・処遇制度の構築など、人に関わる分野から経営を
サポートいたします。
社会保険労務士法人赤坂経営労務事務所
代表社員 大澤 彰

賞与査定と管理職

人事・労務

 冬季の賞与査定も一段落をしたところと思います。
 毎年のことながら、査定には評価者の甘辛がつきものです。

 
 そこで評価者たる管理職について考えたとき、
  百匹の羊を従える1匹の狼と、百匹の狼を従える1匹の羊ではどちらが強いのか。
 かって、ナポレオンは「1頭のライオンに率いられた羊の群は、1匹の羊に率いられたライオンの群に勝る」 という諺を好んで使ったといわれています。

 この問いは、ライオンの諺の変形だと思うのですが、リーダーは強い狼でないと勝てないということを表しています。
 そこで管理職の仕事をあらめて考えたとき、管理職の仕事は収益を上げることです。
 収益を上げる仕組みは、売上から経費を差し引いたものが利益であり、この一連のプロセスにあります。
 会社は、収益を上げることで成り立っています
会社には通常、経営理念や目指す理想像がありますが、収益が上がらなければ、素晴らしい経営理念も理想像も絵に描いた餅で終わります。
 会社は収益を上げる実力のある者を管理職に任命しています。
 これに応えるよう管理職は会社の存亡をかけて収益の獲得を目指さなければなりません。もし、収益を減らすような部下の緩い仕事を見付けたら、断固として厳しく指導しなければなりません。
 部下たちが震え上がるくらいの意欲で、職場を引っ張る。
 それは、曖昧な妥協を許さない姿勢、部下の模範となる姿勢です。
 
 しかし、ただ、むやみに突っ走って空回りしたのでは、十分な収益は獲得できない。
 管理職に期待されるのは、自分一人が必死に頑張って収益を獲得することではありません。それは自ずと限界があります。

 部下や前工程、後工程のメンバーをうまく使って、1+1が2ではない、それ以上の収益を上げる取組が求められます。つまり部下や他部門の協力が必要です
 査定の後、これから部下への評価のフィードバックを行うに当たっては、管理職の役割を振り返り、甘い評価が部下のためではないこと、また厳しいばかりのだめ出しでは部下は成長しないことを考え、フィードバックを行って頂きたいと思います。 

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