何でそんなことまで知っているのというようなことに出会ったことはありませんか。
時代変革の主犯者は、やはりインターネットかも知れません。
インターネットがなかったら、知ることも気付くこともなかった分野に、豊富な事例を見ながら足を踏み入れることができます。
経験豊富な個人に、マニュアル通りの回答をして、間違いを指摘されることのように、お客を素人として扱うことの危険が年々高まって来ています。特に、専門的見識に乏しい担当者では勝負にならない顧客層が、インターネットの産物として、あちこちに増加し始めています。
もちろん、その一方で「何も知らない素人」もまだまだたくさんおり、そのため知らなさ過ぎる層と知り過ぎる層に世の中が二極分化して行く狭間で、難しい立場に置かれやすいのが、現代ビジネスの現場です。
こんな時代を、どうすれば乗り切れるのでしょうか。
あるいはもっと積極的に、こんな世の中の激変と、どんな風にかかわれば、それをプラスに変えて行けるのでしょうか。
激変の中で大切なことは、受身発想を捨てることです。
何事にも対応しようとすることが、知らなさ過ぎる顧客に手間取り、知り過ぎた顧客に振り回される原因なら、「うちはこれしかしない」という打ち出しこそが、最も的確な解決策になり得るでしょう。サンドバッグのように打たれる前に、自社の存在価値を打ち出すことが重要なのです。
力関係の逆転化現象
