厚労省は、バート社員への厚生年金の適用拡大を図るため、社会保険審議会に特別部会を設置しました。
適用基準を、雇用保険と同じ週の所定労働時間20時間以上に緩和する方向で、非正規社員400万人が新たに対象になるようです。年末までに結論を出し、来年以降なるべく早い段階で、改正案を国会に上程するとしています。
現行の適用基準は、1日又は1週間の所定労働時間、1カ月の所定労働日数が通常労働者の「おおむね3/4以上」となっています。
パート社員への厚生年金の適用拡大は、平成16年と19年に検討課題に浮上しています。しかし、これらは審議入りせず廃案となっている経緯があります。
厚生年金に加入しない短時間勤務のパート社員を雇用する業界は従来から反対姿勢を明確にしており、また、配偶者の扶養のままでいたいなど、パート社員自身が厚生年金加入を望んでいないことなど、ハードルはまだまだ高いように思います。
雇用保険と適用基準が同一になれば、これまでその判断に悩まされた「おおむね3/4基準」はなくなり、適用はすっきりしますが、国民年金保険料とのバランスなど、保険料の設定をどのようにするのかこちらの動向も注目です。
パート適用拡大を再検討
