日本はこの20年間、まったく成長していません。
大学は出たけれど就職できない人が多い状態が続いています。一方、大学の3年の夏頃から就活が始まります。これについては見直しが進められていますが、この2つの現象の根は同じではないかと思います。
大学教育が実社会の要求とずれており、大学の4年間は多くの文系の学生にとって、遊びでしかなくなっているのではと。このため実社会に出て役立つ基礎能力が身についていない。結果、企業側としては潜在的能力の高い学生を早い時点で確保し、企業独自のテーマを与え教育をすることになっているのでは。
大学の果たす役割は、学生の潜在能力を磨き、専門知識と専門能力を習得させることにあると思います。
日本が誇る資源は、水と森と海、そして人材です。大学は本来の役割を果たし、企業が要求する真の人材を輩出してほしい。
一方、学生も卒業後に何をやるかを明確にして、4年間の学生生活を送ってほしい。
面接で、アルバイトの経験ばかりを強調されても、評価のしようがありません。
仕事は、入社後、OJT或いはOFF-JTを通してしっかり教えられます。
学生に要求されるのは、理解力であり、論理的思考であり、専門知識と専門能力です。そして人間性です。
ここでいう企業が求める人間性とは、素直で、向上心があり、コツコツと努力をするような人であり、さらに、義理人情に厚い人などもはいるかもしれません。
まとめれば、周りから信頼され、好かれる人でしょうか。
国も新卒採用拡大奨励金等の助成金を設けて採用を支援しています。
とにかく、卒業と同時に就職し、専門スキルを高め、日本が誇る資源である、人材の劣化がおきないようにあってほしい。
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赤坂の社労士事務所
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