法令遵守が厳しく問われる現在の経営環境。人事・労務の分野でも法令遵守の必要性が叫ばれています。人事・労務の現状を把握し種々の問題点の洗い出し、改善を行うことにより、企業のリスク回避のみならず、大幅なコストの削減も実現します。
いまやすべての企業において、人事・労務規程の整備と適切な運用は必要不可欠なコンプライアンス対策と言えるでしょう。
就業規則とは、組織的、能率的な企業活動を行うために、統一的な労働条件及び職場内の規律を定めたものです。
多数の労働者を雇用する会社においては、労働条件や服務規律を画一的に定めて、一定の秩序のもとに労働者を管理しなければなりません。就業規則は、会社側、使用者側の要請にもとづいて作成されるのが通常です。
就業規則のない会社は、法律のない国家と同じです。法律(就業規則)のない会社は従業員を統治することができず、また法律(就業規則)を順守しない会社は従業員の信頼を得ることができません。
就業規則は労務管理の要であり、労務問題を未然に防ぐために、リスク管理上欠かすことのできない存在です。
就業規則の役割
