「役割等級による賃金・人事制度のつくり方」セミナー
中堅・中小企業が採るべき合理的な賃金・人事制度への視点は‼
を、無事終了いたしました。
アベノミクス効果による景況感の改善は、完全失業率や求人数、労働者の過不足判断などの雇用に関する指標の改善傾向はさらに強まり、企業の採用意欲はますます高まっています。
業種別では、昨年先行して人材の不足感が強まった建設業やサービス業、医療・福祉業を追って、製造業でも技術系を中心に不足感が強まり、ほぼ全業種で求人意欲が高い状況となっています。
このような状況を向かえ、優秀な人材を確保、定着させ生産性を向上させるための合理的な賃金・人事制度の整備は急務です。
社員を採用するときに、「当社は家族的な社風」とか「頑張ればいくらでも給与を出す会社」などの“なりゆき管理”の説明をしていたのでは、初任給を多少高くしても優秀な社員が関心を示すことはないでしょう。
やはり社員のキャリアアップの道筋や基準・条件を明確化した人材育成制度、それに応える処遇制度を示し、安心して働ける職場だということをきちんと伝えられることが大事です。
さらに深刻なのは無事採用できたとしても、3年目の危機です。仕事にも慣れ、少しゆとりが出てきたときに、これからの将来を見たとき先が見えない。このままでいいのだろうかと、第2新卒市場に飛び込んで行くケースです。
採用、その後の定着のためにも、キャリアパスを支える賃金・人事制度の整備は急務です。
本セミナーでは、このような観点から、中堅・中小企業に適した合理的な賃金制度について説明をいたしました。
セミナーの主な内容
1.仕事の役割を基本とした等級制度を確立する
2.[等級別の役割能力要件表]を作成する
等級を決定する「期待される役割」と「必要とされる知識技能」を設定する
3.[成績評価制度]をつくる
納得性ある「評価」を維持するための評価決定までの仕組みをつくる
4.[基本給]を設定する
カンから制度へ。基本給の根拠は何か
5.[昇給制度]をつくる
実力昇給こそ人材育成・好循環の原動力
6.[業績賞与制度]をつくる
成績評価の結果を賞与配分に正しく反映させる業績連動型賞与
7.[昇格・昇進制度]をつくる
昇格昇進の適正な運用
今回ご参加いただきました方にはセミナーでご説明いたしましたこれからの人事制度と評価・処遇、その仕組み、資料集を参考にしていただき、自社に適した賃金・人事制度の制定、見直しに活かしていただければ幸いです。
セミナーの内容、資料等について不明な点がありましたら、質問書をFAX又はメールでお送りいただき、お気軽にご相談ください。
6f62966b1de45c12514a6c6fa30f94fb_m-1
赤坂の社労士事務所
福岡市中央区赤坂の社労士事務所「赤坂経営労務事務所」の
COLUMNです。
労働・社会保険の諸手続や助成金活用、給与計算、就業規則の
整備、評価・処遇制度の構築など、人に関わる分野から経営を
サポートいたします。
社会保険労務士法人赤坂経営労務事務所
代表社員 大澤 彰