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赤坂の社労士事務所

福岡市中央区赤坂の社労士事務所「赤坂経営労務事務所」の
COLUMNです。
労働・社会保険の諸手続や助成金活用、給与計算、就業規則の
整備、評価・処遇制度の構築など、人に関わる分野から経営を
サポートいたします。
社会保険労務士法人赤坂経営労務事務所
代表社員 大澤 彰

管理者の重要な能力

人事・労務

管理者が持つべき重要な能力について考えてみましょう。
管理者は、なぜ存在しているのか?
次の中からあなたの考えにもっとも近いものを選び、
どうしてそう考えるのか、その理由を明確にして下さい。
1.実力を評価されたからか
2.部下からの評価が高いからか
3.経営者の代行をやってもらいたいからか

あなたはどのように考えられたでしょうか。
この問題で、1の「実力を評価されたから」と考える管理者が非常に多いのです。
確かに実力があれば管理者に任命されやすいといえます。
しかし、「実力・実績」を評価したいのであれば「賃金」のみで報いる方法もあります。
また、全く違う部門の人間なのに、部門の長に任命される人もいます。
管理者に任命しているのは「その仕事の実力」以外に大きな理由があるからです。
この問題を取り上げたのは、「管理者に任命されたのは実力を評価されたから」と考える管理者が多く、その考えのままだと困るからです。
「名選手必ずしも名監督ならず」 という言葉があります。
管理者になった場合に、要求される能力が異なってきます。

管理者になるまでは「実力」が評価の大きな部分を占めるのですが、管理者になると評価の比重が変わってくるのです。
ところが「実力」があるから「管理者に任命された」と考えたままの管理者は、「実力」を伸ばせば良いのだと誤解する人も出てきます。
管理者にはこの点を良く認識させておく必要があります。
管理者になった人には「自分の実力を伸ばす事」から「チームのまとめ役」に変わってもらう必要があるのです。
管理者の役割は「部下」を使って、部門の目標を達成する事です。

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