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赤坂の社労士事務所

福岡市中央区赤坂の社労士事務所「赤坂経営労務事務所」の
COLUMNです。
労働・社会保険の諸手続や助成金活用、給与計算、就業規則の
整備、評価・処遇制度の構築など、人に関わる分野から経営を
サポートいたします。
社会保険労務士法人赤坂経営労務事務所
代表社員 大澤 彰

就活「解禁」 経営者候補

採用サポート

2014年春卒業予定の大学生らに対する企業の採用活動が解禁され、早速開かれた企業説明会に多くの学生が集まっているようです。
人材を採用するためには“働く条件”の向上が必要ですし、採用された人材が、十分に教育や指導が受けられるという安心感を持たせることが重要です。
しかしその常識を疑う経営者が増えてきているようです。それは中堅中小企業の社会的存在意義に変化が見えるからです。大組織では持てない価値を中堅中小企業が実現するとしたら…。
そんな視点に立てば“人材”の採用育成の基本視点も大きく変わります。
ユニークな考えを持つ甲社長は、まず人材の採用で「大企業と同じレベルに立つ」べきではないと言われます。
労働条件や立地などが採用の決め手の一つだと考えてしまうと、無意識のうちに「大企業と競争している」のと同じだ、というわけです。
より高い賃金、より環境のよいオフィスなどでアピールすると、上には上がいて、よい人材を採用できないのは当然だということです。
では、どんな考え方があるのでしょうか。
ある募集広告にヒントを得たと言われます。その募集広告はもちろん、店長を募集していたのではなく、
      将来店長を目指す従業員を募集
としていたのです。
優秀な「従業員」よりも平凡な「経営者候補」の方が頼りになるケースが多いのだそうです。
甲社長は「優秀な人材を部下にしようとするから該当者が見つからないのだと思う。逆に独立志向が強い半面、まだ独立するほどの技量はない人に独立チャンスを提供すると考えれば、双方にメリットが出て役立つ人材が得られるはずだ」と言うわけです。
同じように、たとえば5年先に辞められるとしても、教えたあげくに逃げる人より、独立のために頑張って独立ができた人の方が、5年間の成果を残すということです。

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