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赤坂の社労士事務所

福岡市中央区赤坂の社労士事務所「赤坂経営労務事務所」の
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社会保険労務士法人赤坂経営労務事務所
代表社員 大澤 彰

机周りの整頓ができないと仕事ができない

人事・労務

新商品開発を本業とするA社の社長は、
自分の机の周りを整頓できない人材は、
創造的な企画ができない

と指摘します。
一般の印象では、創造的な人材は机の周りが雑然としているイメージがあると反論すると、『それはかつてどこかの天才がそうだったのを、テレビや演劇で誇張して印象づけているためだろう』と言うのです。
では、なぜ机周りが整頓できないと、企画ができないのでしょうか。
社長は、経験上、
 机の整頓ができない人は頭の中も整理できていない
ことを指摘します。
「頭の中できちんと情報を整理する習慣を持っているから、込み入った企画や難しい計画に取り組めるのでしょう」と言いながら、社長は
 机の周りやファイリングの仕方を厳しく指導することなしに
 企画屋を育成することは不可能だ

とも言いいます。
心理学者のほとんどが、
 人の行動は意識よりも無意識に支配される部分が多い
と言います。
頭(意識)では分かっていても、心から納得して(無意識で)受け入れないと、何事も実現できないのは、当然だというわけです。
しかも、その無意識と意識の架け橋には、
 身体(行動)が非常に重要な意味を持つ
とも言います。
机の整理までもが頭の整理につながって、新しい企画を生み出すなどと言われると、確かににわかには信じがたいところが残ります。
しかし、私たちの日常実感を探ってみれば、うなずける面も確かに少なくはありません。まさに人材教育現場では、知識を植えつけるより、行動パターンを変える方が効果的であるケースが多いからです。
こうして言葉で考えると、どうしてもややこしい言い回しになってしまうのですが、人の無意識の部分に対し、行動を通じて働きかけることは、決してややこしくも難しくもありません。

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